マジマジョ&ファントミ、草津温泉へ行く(その6)

(「その5」へ戻る)


マジマジョ 愛乃 モモカ(演:三好佑季)                  
白雪 リン (演:隅谷百花(現おはガール、ガールズガールズ)) 
花守 ミツキ(演:鶴屋美咲(現おはガール、ガールズガールズ)) 
星奈 シオリ(演:小川桜花(現おはガール、ガールズガールズ)) 
虹色 ユリア(演:増田來亜(現おはガール、ガールズガールズ)) 
ファントミ 桜衣 ココミ(演:菱田未渚美(ガールズガールズ))       
明日海 サキ(演:山口綺羅(ガールズガールズ))        
紫月 ヨツバ(演:原田都愛(ガールズガールズ))        
紅羽 セイラ(演:石井蘭(ガールズガールズ))         


「『西の河原露天風呂』、ついに着いたんだね。でもあっという間だったね~。」

西の河原露天風呂


「よし、じゃあ早速入って行くよ、みんな。」
モモカを先頭に8人がついていきます。
受付で三湯めぐり手形を見せ、その先の建物内へ入っていきます。
早速脱衣場で服を脱いでいきますが、数時間前にお互いの身体で盛り上がったばかりなので、今回は不思議なほど静かです。黙々と裸になり、いざ浴場へ。
ガラガラ。
脱衣場と浴場をつなぐドアを開けて歩を進めると、浴場にあって当たり前のものがありません。
「あ、あれ?シャワーとか、洗い場は?」
セイラが一番最初にその違和感に気付きます。
「よく気が付きました~。この西の河原露天風呂には、いわゆる洗い場がないの。だからエチケット的にも、さっきの御座之湯を一箇所目に選んだのよ。」
モモカが得意げに答えます。
(モモカが場当たり的ではなく、こんなに緻密に計算して私たちを案内していたとは…。ミステリーです…。)
決して口には出せませんが、心の中でリンがモモカを褒めます。
その間にシオリはズンズンと露天風呂内を進み、
「すっごーいッ!広すぎて端っこまで辿り着かないよ~ッ!」
と、驚きの声をあげます。
サキもシオリの後を追って、
「ほ~んと。こんなに広いお風呂には入ったことないよ~。かんっぜんに始まってるッ!」
周りを雄大な自然に囲まれ、気持ちは最高潮です。まるで山の中にたまたま溜まっていた温泉に囲いだけをつけたような開放具合です。
「今回は冬しかスケジュールが空いてなかったけど、春とか秋に来たら景色が最高だったろうね。」
花好きのミツキが少し残念そうに言います。
「そうねぇ。今度是非またみんなで草津に来ようよッ!次は春か秋にさッ!」
ココミが提案します。
「うん、賛成~。絶対だよ。」
みんなが賛同します。
そんな和気あいあいとした雰囲気の中、唯一ユリアだけが難しい顔をしていました。
「どうしたの、ユリアちゃん?」
ユリアの様子に気付いたヨツバが声をかけます。
「うん、何か只ならぬ気配を感じるんだ…。」
「?」
そんなヨツバの?マークに気付いたリンが、
「ユリアはユニコーンの精霊なので、邪悪な気配とか、匂いとか、そういったものに敏感なのです。でも邪魔界はもう悪さはしませんし、逆逆警察でしょうか…?」
リンが首を傾げます。
そして、ちょうどそのとき、
「何かが来るッ!」
突然ユリアが、男湯と女湯を隔てる仕切り板の方に向かって叫びます。
「えっ!?」
ユリアの絶叫に、他の8人もユリアの視線が向かう方に身体を向けます。

(「その7」へ続く)

2件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。