リンとカイト(その1)

すみません、早速妄想第1弾です。
リンとカイトはどうなるのかなって、マジマジョ本編でワクワクしながらいつも見ていたんです。最終的には上手いことまとまって、脚本その他、流石はプロの方々だなあと尊敬しました。
しかし、やはり同人ならもう少し進めたいなと思い、書いてしまいました…。


マジマジョ 白雪 リン(演:隅谷百花(現おはガール))
     小田原 カイト(演:下川恭平)      
ティアラ(演:篠田麻里子)        


「えっ…、白雪が風邪っ?」
リンが昨日から風邪で寝込んでいるとミツキに聞かされ、カイトは驚きます。
(今日は特に予定もないし、お見舞いにでも行ってみようかなぁ)
「はい、これ地図ね!」
「お、おう…」
(何で俺がお見舞いに行こうと思ったこと、わかったんだ?)
(カイトくんの行動パターンなんて、マジョカジュエルを使うまでもないわ。)
自身のリンへの好意がミツキにバレバレとつゆ知らずのカイトは、もらった地図を大事そうにカバンの中へしまうのでした。

・・・・・・・・・・

ピンポーン!
「はい?」
「白雪のクラスメイトの小田原カイトと言います。お見舞いに来ました。」
「あら、ありがとう。ちょっと待ってて。」
数秒後に玄関へ現れたティアラに、カイトは改めて挨拶をしながら、
(キレイな人だなぁ、白雪のお母さんかなぁ…)
と、自分の母親にはない大人の色気を感じさせるこの女性とリンとの関係性を考えていました。
「私、これから少し買い物に出るの。リンは2階の奥の部屋よ。しばらくお願いね。」
(マジョカセレモニーの後、魔法界と人間界との番人であるティアラにも自由が認められ、今では人間界に出ていくことができるのです)
「ちょ、ちょっと!」
初対面の女性とリンとの関係性も確認できず、そして恋人でもないリンと2人きりで置いて行かれることに、カイトは慌てます。
「う~ん…、まあここまで来たし、とりあえず教えられた部屋まで行くか。」
そう呟き、カイトは少し頭を掻きながら、2階奥のリンの部屋へと向かいます。

・・・・・・・・・・

コン、コン、コン!
「…ティアラ…さん?」
「あ、いや、俺、カイトだけど…」
「か、カイトくん…?…入ってきて…ください…」

・・・・・・・・・・

「うーん…、カイトくん…、わざわざすみません…」
ベッドの上で横たわっていたリンは、律儀にもその重い身体を起こそうとします。
「そのまま寝てろって、すげー調子悪そうじゃん…」
「あ…、ありがとう…ございます…。」
そう言ってリンは、起こしかけた身体を再びベッドに横たえます。
「しばらく寝てろって。さっきのティアラさんだっけ?帰ってくるまで見守っててやるからさ。」
「はい…」
リンは静かに微笑んで目を瞑り、浅い眠りに入ります。
少し乱れた布団をかけ直してやると、中にこもっていたリンの少女の匂いと汗の臭いとが、カイトの鼻孔をくすぐります。
リンの体臭を感じられる程に近づいたことが今までなかったのではないか、カイトはそんなことをふと思います。
(白雪、やっぱり可愛いよな。俺は…)
風邪による発熱のせいでいつもより赤みを帯びている頬、熱っぽい唇。さながら王子様のキスを待っている白雪姫のよう。
「白雪って、白雪姫…?」
そんなバカげたセリフをつい口にしながら、カイトはいつもより色っぽい気がするリンの顔にグングン近づいていきます。

(「その2」へ続く)

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