マジョVS魔女(その4)

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マジマジョ 虹色 ユリア(演:増田來亜(現おはガール、ガールズガールズ))


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そしていよいよ、手紙に記載された本選初日、3月11日です。
本選会場に颯爽と現れるユリア。異色の新人の登場に、ギャラリーは大いに沸きます。
「やっぱ生で見ると可愛いなぁ。」
「あの子、あんな細身で食べれるのか?」
「いや、それどころかあの子、予選で一杯も食べなかったらしいぜ?」
「何でだよ?」
「『私はラーメン以外食べん。』って。」
「面白えなぁ。」
そんなギャラリーを鋭い眼光で睨みつける一人の女性。そのあまりのオーラに、ギャラリーは一瞬で静まり返ります。
そう、その女性の名は菅原〇代、大食い界最強の魔女です。
そしてよりにもよって、ユリアはその魔女の隣の席へ。
「あんた、予選で1口も食べなかったんだって?」
早速その魔女は、異色の新人ユリアに声をかけます。
「あぁ、ラーメンじゃなかったから。」
大食いを少しでも知っている者なら、声をかけられただけでもビビり上がってしまう相手、魔女菅原。ユリアは良くも悪くも人間界、当然大食い界にも疎いため、平然と返します。
「あんた、面白い娘ね。まだ1回戦目だけど、ここで私と存分にやろうよ。」
新人相手に魔女からの宣戦布告。
「おぉ~っと、早速魔女菅原が新人にケンカを売りに行った~ッ!」
本選司会の高橋み〇みが、試合前から2人を煽ります。
「ユリアったら、大丈夫かしら?」
「そうですよねぇ、あんな怖そうな人から目を付けられて。」
ユリアと魔女菅原の様子に、心配そうなリンとシオリ。
「何言ってるのよ、ユリアがあの魔女菅原と隣同士で会話しているのよ。めちゃくちゃ光栄なことじゃないの~。」
実は大食いファンのモモカ、リンたちにユリアのことを聞かされついてきました。自分の仲間が大食い番組に出ているだけでなく、試合前からあの魔女菅原と絡んでいるなんて、まるで夢のようです。
そしてショップの外へ出られないティアラから試合の様子を隠し撮りしてくるよう命令されたミツキは、無言でカメラを回し続けます。
ギャラリーの4人も盛り上がっている中、試合会場本体にも大きな動きが。
ついに司会の高橋み〇みから、1回戦目の対戦食材が発表されます。しかしその食材は、大食いファンにとっては意外すぎるものでした。
「本日1回戦目の対戦食材は、ラーメンですッ!…えっ?もうラーメン?」
発表した本人、高橋み〇みでさえ困惑するこの食材。ギャラリーはもちろん、ほとんどの選手たちがざわつきます。
ただ嬉しそうなのは、ユリアと魔女菅原だけです。
「やったッ!」
「へえ~、たまには面白そうじゃん。」
そんな混沌とした会場の雰囲気のまま、ついに試合開始のドラが会場に鳴り響きます。

(「その5」へ続く)

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