マジョカプリンセス奪還(その3)

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マジマジョ 愛乃 モモカ(演:三好佑季)         
白雪 リン(演:隅谷百花(現おはガール) ) 
花守 ミツキ(演:鶴屋美咲(現おはガール)) 
星奈 シオリ(演:小川桜花(現おはガール)) 
虹色 ユリア(演:増田來亜(現おはガール)) 
    邪魔男爵(演: 遠藤憲一 )            
邪魔彦(演:細田佳央太 )          

・・・・・・・・・・

「なあ、ダメ之丞、お父上が訪ねてこなかったか?」
「いや、だからぁ、俺はダメ之丞じゃねえっての!邪魔男爵さまなら、前に訪ねて来ましたぜ。オイラの作ったショコラを買ってくれてさ。」
「そうか、何か言ってなかったか?」
「特には…。いや、『もう夢を諦めるなよ』って言ってくれましたぜい、オイラに。まあ邪魔男爵さまらしくないっちゃ、らしくないですがねぇ。」
「お父上がそんなことを…。」
(お父上は昔の部下であるこいつらを誘いに来たものの、こいつらに二度と夢を諦めさせないために、何も言わずに帰ったということか。ということはお父上は…。しまったッ!)

・・・・・・・・・・

ジャララ。
強力な魔法によって生み出された鎖で邪魔男爵は縛り上げられ、魔法使いたちに取り囲まれています。
「邪魔男爵、愚かなやつ。自らの野望に目が眩んで、我らがマジョカプリンセスを奪いに来るとは。邪魔界の者が二度と邪まな考えを起こさぬよう、見せしめとしてくれよう。」
そう言うと、一人の魔法使いがスッポリと人が入りそうな大きさの透明な棺を持ってきました。
「邪魔界の者はその強大な闇の力ゆえに、完全にピュアライズすることはできぬ。しかしこの棺に一度入れば、この棺がその闇を命が尽きるまで吸い尽くす。」
つまり邪魔界の者にとっては、これは拷問道具に近いものと言えるでしょう。鎖で身動きの取れない邪魔男爵は、それを聞いて冷や汗をかきます。自分がどんな恐ろしい末路を辿るのか、容易に想像がつきます。
今まで散々人間界と魔法界を脅威に陥れてきたことを考えれば、それくらいは仕方のないことと腹をくくります。しかし、最後に自分と息子の恩人であるモモカを助け出せなかったことだけが悔やまれます。
「よし、こいつを棺の中に放り込めッ!」
次の瞬間、一人の男に蹴りを入れられ、よろけて棺へと転がりそうになる邪魔男爵。
そのとき、遠くからビーム状の槍が放たれ、邪魔男爵を縛り上げている鎖の一部が砕かれます。そしてその衝撃で棺から数センチのところにズレて倒れこむ邪魔男爵。
「お父上ッ!」
現れた邪魔彦が邪魔男爵に駆け寄ります。
「何で来たんだよぉ、邪魔彦!」
「何を言ってるんですか、お父上。一人で無茶をして。」
「お前を巻き込む訳にはいかねえだろうがよぉ」
「元はと言えば、僕がお父上にお願いしたこと。」
「最後くらい、父親らしいことをしてやりたかったんだよぉ」
邪魔男爵の眼からは涙が流れます。
「くだらないおしゃべりはそれくらいだ、邪魔界の者たち。邪魔彦よ、お前も我らに楯突く気か?」
「もちろんだ、邪魔界再興のため、マジョカプリンセスをもらい受けるッ!」

(「その4」へ続く)

3件のコメント

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