ドタバタ林間学校(その3)

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マジマジョ 愛乃 モモカ(演:三好佑季)         
白雪 リン(演:隅谷百花(現おはガール))  
花守 ミツキ(演:鶴屋美咲(現おはガール)) 
星奈 シオリ(演:小川桜花(現おはガール)) 
虹色 ユリア(演:増田來亜(現おはガール)) 

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「は~いッ!じゃあ1班から出発しろ~ッ!」
大町の号令と共に早速1班が出発します。
そして2班、3班、4班と続き、いよいよモモカ班の5班が出発します。

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「登山って、気持ち良いんですねッ!」
出発して5分経ち、最初に口を開いたのは意外にもリンでした。
初めて体験する登山に最初は警戒していたものの、高山特有の澄んだ空気、目の前に飛び込んでくる圧倒的な深い緑に、リンの心は澄み渡るように爽やかです。
それは他の4人も同じでした。
「そうだね、みんなで来れて良かったよ。ハッピー、はなまるッ!」
「うん。」
「そうね。」
「でしょ~。」
5人はダークマウンテンの持つその豊かな自然を満喫しながら、順調に歩を進めていきます。

・・・・・・・・・・

そして90分ほど歩いた後、最初の休憩ポイントが見えてきます。
「あぁ~、見えてきたぁ。」
「さすがに少し疲れたね。」
「まさにオアシスです。」
木で出来た粗末な丸テーブルを囲んで、5人は同じく木で出来た粗末なベンチに腰掛けます。
「大丈夫、ユリア?少し疲れた?」
班長のモモカが、一番か弱そうなユリアにまず声をかけます。
「ううん、大丈夫。ありがとう、モモカ。登山って気持ち良いね。」
そう言ってユリアはニコッと目を細めます。
初対面のときには、ユリアのこんな無垢な笑顔を見られるとは思ってもみなかったモモカ。素直に嬉しくなります。
そしてふと、先ほどのユリアと大町とのやり取りを思い出します。
「そういえばさっき、この山から何か邪悪な臭いがするって言ってたよね、ユリア?」
「あぁ。でも私の勘違いだったみたいだ。迷惑かけてすまなかった、モモカ。」
「そんなことないよ、ユリア。大丈夫だよ。」
そのときでした、先に行っていたはずの女子数人が慌てた様子で休憩ポイントへ駈け込んできたのは。
「ヤバいよ、みんなッ!3班の男子たちが勝手に登山コースを外れてドンドン先へ進んで行ってしまったのッ!」
「でもまあ、こんなに天気も良いし、男子たちもしばらく寄り道したら気が済んで登山コースに戻ってくるんじゃない?」
お気楽なモモカがそう答えます。
「…確かに、案外そうかもね。」
慌てて駈け込んできた女子たちもモモカの言葉に少し落ち着きを取り戻し、登山コースへ戻っていきます。
「さてと、私たちもそろそろ行きますか。」
よっこいしょっと5人がベンチから立ち上がりかけた途端、辺りが急に暗くなり始め、やがて大きな雨粒が落ちてきます。山の天気は変わりやすいとよく言ったものです。
慌てて5人はリュックサックに入れてあったレインコートに身を包みます。
「備えあれば憂いなしね。」
雨粒を上手く防げたものの、気になるのは先ほどの男子たちのことです。

(「その4」へ続く)

2件のコメント

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