ドタバタ林間学校(その10【最終話】)

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マジマジョ 愛乃 モモカ(演:三好佑季)         
白雪 リン(演:隅谷百花(現おはガール))  
花守 ミツキ(演:鶴屋美咲(現おはガール)) 
星奈 シオリ(演:小川桜花(現おはガール)) 
虹色 ユリア(演:増田來亜(現おはガール)) 



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「今日は楽しかったね~、ユリア。」
布団に入りながら、暗闇でモモカがユリアに声をかけます。
「そうだね、色々あったけど楽しかった。」
今日の出来事を順番に思い出し、本当に楽しそうにユリアが答えます。
登山班は5人だったものの、就寝のときはさらに細かく分かれます。モモカとユリアが2人部屋、リン、ミツキ、シオリは3人部屋です。
日中の楽しかった出来事を回想しながら、モモカが夢の中へと入りかけたそのとき、
「待って、モモカッ!何かただならぬ気配を感じるッ!この世のものとは思えない…。」
ユリアがモモカに突然声をかけます。
しかし、先ほどまでこの部屋で繰り広げられていた5人の枕投げで体力を消耗し切っていたモモカは、
「またまた~、どうせ上の階で男子たちがエロ本読んでるとかじゃないの~?」
再び身体を起こす気がないモモカは、露天風呂での一件もあり、ユリアを適当にあしらおうとします。
「いや、そのときの気配とは全く別物で…。たぶん人間界で言うところの幽霊?みたいな…。」
「もう、ユリア、冗談やめてよ~。私、何も感じないよ?」
ぐぅ~…、自分の言いたいことだけ言って、一瞬で寝オチするモモカ。
「待って、寝ないでモモカッ!私はビンビン感じてるのッ!ユニコーンの精霊だからッ!お願いだから私を一人にしないで~ッ!」

・・・・・・・・・・

林間学校2日目、いよいよ最終日です。
一人早起きして、呑気に昨日の宴会場で朝食バイキングを楽しんでいたモモカ。
そこへ遅れて、目の下がクマで真っ黒のユリアが現れます。そして身体からは、歩く度にクリオネ?の妖精が剥がれ落ちて死んでいきます。
「モモカぁ~、だから私を一人にしないでって言ったのにぃ~。」
「ヒイィ~ッ!」
ユリアに漂うあまりにもヤバい負のオーラに、モモカは広い宴会場を逃げ回ります。
それを遠くから眺めるリンたち3人。
「モモカたちは朝から元気ねえ。」
「まったくです、低血圧の私では考えられません。」
「それにしても、歩く度にユリアの身体から剥がれ落ちているアレは何かしら?」

・・・・・・・・・・

「林間学校は、家に帰るまでが林間学校だからな。気を付けて帰るんだぞ!」
大町がそう告げると、「は~い。」と言って解散する生徒たち。
1泊2日の旅程を終え、みんな元気にゆめの風に帰ってきました。
5人で懐かしい帰路に就きながら、
「来年の中学3年の修学旅行も楽しみだな~。」
今回の旅が本当に楽しかったモモカ。
「でも、来年は絶対に船が良いです。いや、どんな手段を使ってでも船にしてみせます。飛行機なんてミステリーです。」
「・・・・・・・・・・」
「絶対、船。」
「そうだ。」
帰りの飛行機でも相変わらず大騒ぎした、魔法使い4人なのでした。

(終わり)

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