ドタバタ林間学校(その5)

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マジマジョ 愛乃 モモカ(演:三好佑季)         
白雪 リン(演:隅谷百花(現おはガール))  
花守 ミツキ(演:鶴屋美咲(現おはガール)) 
星奈 シオリ(演:小川桜花(現おはガール)) 
虹色 ユリア(演:増田來亜(現おはガール)) 


あまりの落下スピード、生身の身体に受けるキツ過ぎる重力に、5人は気を失いかけます。情けないことに、田中を始めとする男子たちはもうとっくに気を失って横たわっています。
もうダメだと諦め、眼を瞑りかけた瞬間、上に流れ続けていた景色が急に下に反転し始めていることに気が付きました。
そしてドスーンっというするどい地響きと共に、元の足場近くの広い道に身体を投げ出されます。
「た、助かった…。」
とりあえず安堵する5人。でもどうして?落下の混乱のせいもあり、5人の頭は全くその結論を導き出せません。
ズサッ…。
新しく聞こえる足音、そして地面に手をついている5人の頭上に、大きな人影が現れます。
まず頭上を見上げたユリアが、驚愕の表情と共に大きな声を上げます。
「お前は…ッ!」
そんなユリアの声と様子に、他の4人も慌てて顔を上げます。
「邪魔男爵ッ!」
偶然にも5人の声が重なり合います。
「よぉう、お嬢ちゃんたちぃ~。」
数か月ぶりの再会でも、相変わらず気楽な調子の邪魔男爵です。
そう、谷底へ落下しかけたみんなを助けてくれたのは、他でもない邪魔男爵だったのです。崩れた足場ごと、お得意のミサイルを使って押し上げてくれたのです。
「でも、一体どうしてここに?」
「どうしてってよぉ。それはこっちのセリフだよぉ、お嬢ちゃんたちぃ。ここはダークマウンテンだぞ?ダークマウンテン。」
『ダークマウンテン』という単語を聞いても全くピンと来ず、ポカーンとするだけの5人。
「何だよ、知らねえのかよぉ。ダークマウンテンっつったらよぉ、俺がアキラメストーンを見つけた場所だろうがよぉ。ちゃんと設定を確認しとけよぉ。」
「つーか、山なのにランニング1枚かよッ!」
ようやく本調子になってきたミツキが突っ込みます。
「うるせえんだよぉ、ここは俺の庭だぜ?ランニング1枚で何が悪いんだよぉ。山の麓にあるダークマウンテンホテルだって、俺の兄貴が経営してるんだからなぁ。 」
(よりにもよって、そんなとこに宿を手配したのか、大町ッ!)
5人が心の中で突っ込みます。
「それで、邪魔男爵さんは自分の庭であるダークマウンテンで一体何をしているの?」
モモカが珍しくまともな質問をします。
「あぁ、俺か?聞きたいか?話は長くなるけど、良いか?」
「いえ、そこは簡潔にお願いします。」
リンがピシャリと言います。
「何だよぉ、ホントに堅いなぁ、寂しいこと言うんじゃないよぉ。まあしょうがねえなぁ。」
そして邪魔男爵は言葉を続けます。

(「その6」へ続く)

2件のコメント

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