ドタバタ林間学校(その4)

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マジマジョ 愛乃 モモカ(演:三好佑季)         
白雪 リン(演:隅谷百花(現おはガール))  
花守 ミツキ(演:鶴屋美咲(現おはガール)) 
星奈 シオリ(演:小川桜花(現おはガール)) 
虹色 ユリア(演:増田來亜(現おはガール)) 


5人の顔つきが、世界を守る魔法戦士のものへと変わります。
「さっきの男子たちの話…。」
「かなりマズイです。」
「うん、足場が濡れて滑落ってこともあり得るわ。」
「早く探さないと。ユリア、あの子たちの匂いはわかる?」
「うん、3班にいる田中はかなり体臭がキツイから、追えると思う。」
「そうなのよねぇ~、体育の後とかキツくな~い?」
「うんうん。でも私、田中の体臭をフワフワトパーズでいつも天井まで上げてるから。」
「その手があったかぁ、何でもっと早く教えてくれないのよぉ、シオリぃ。」
話が順調に脱線する5人、さすが女の子。
しばらくしてさすがにリンが真顔に戻り、
「そんなん言うてる場合ちゃうッ!」
4人はシーンとなります。
「じゃあ、ポチ、エエか?」
「ポチちゃうわ、ど付くぞ、ワレ!」
調子に乗ってユリアの地雷を踏むリン。
「すみませんでした…。」
しゅんとなるリンをよそに、ユリアはその嗅覚を集中させます。お馴染みのポーズを取り、
「こっちだ、こっちに田中が…、オエぇぇぇ~ッ!」
最後まで言葉が言い切れず、ユリアは突然、さっきまで紅茶であっただろうものを吐き出します。
「どうしたの?ユリア!」
「すまない、嗅覚を集中させ過ぎて、思わず田中の体臭を吸い過ぎてしまった…。」
手の甲で吐き出したものを拭うユリア。
しかしその甲斐あって、3班の男子たちのおおよその位置は掴めました。ユリアの示した方角に向かって5人は進み、途中田中の体臭の跡を確認しながら微調整を繰り返し、確実に距離を詰めていきます。そしてその都度ユリアは大きくえずきます。
吐き出せるものは全て吐き出し、息も絶え絶えになったユリアのおかげで、5人はようやく3班の男子たちを目視できるほどの距離に近付けました。
男子たちはどうやら道を外れて崖に来てしまっていたようです。さらに近づく5人。
「おぉ、愛乃たちか。迎えに来てくれたのか?本当にすまない。実は田中が途中で足を怪我してしまって、引き返すに引き返せなくなってしまっていたんだ。」
(よりにもよって、お前か、田中…。)
心の中で同じことを考えていた5人。
そのときでした。
ピシャ…ッ、ガラガラ…ッ
みんなのいる大きな足場が突然音を立てて割れ、傾き始めたのです。元々足場が脆くなっており、さらに一箇所に大勢が集まったため、その重量を支えきれなくなってしまったのです。
気付いた時にはもう遅く、マジョカリーブルを開く余裕すらありませんでした。足場ごと谷底へ急降下していきます。
「キャアアアッ!」

(「その5」へ続く)

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